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マットレスを収納するために!3つの方法と便利でおすすめな種類を紹介

マットレスを収納するために!3つの方法と便利でおすすめな種類を紹介

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更新日: 2023.11.12

使わなくなったマットレスを片付けたいけれど、どのように収納すればいいか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。大きくてかさばるマットレスをすっきりと収納し、スペースを有効に使うためには、ちょっとした工夫が必要です。

本記事では、マットレスをきれいに収納するための3つの方法を解説していきます。また、省スペースで収納できるおすすめのマットレスもご紹介します。適切な収納方法とマットレス選びのポイントを知って、快適な生活空間を手に入れましょう。

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筆者睡眠健康指導士

睡眠健康指導士として、睡眠のサポートや体に合った寝具の選び方に関して情報発信。オーダーメイド枕の企画、販売など一貫して担当。


マットレスを収納する3つの方法

マットレスを収納する3つの方法収納スペースが限られているなか、マットレスの保管場所に悩まれている方は多いでしょう。厚みあるマットレスや、折りたたみができないマットレスは、押し入れやクローゼットに入らないこともあります。

そこで、マットレスをコンパクトに収納するための方法を3つご紹介します。スペースを有効活用して、マットレスをすっきりと保管しましょう。収納方法その1:圧縮袋に入れる圧縮袋を使えば、空気を抜くことでマットレスの体積を小さくできます。これにより、大きなマットレスでもコンパクトに収納することが可能です。また、圧縮袋にはマットレスを湿気や汚れから保護する効果もあるため、長期間の保管にも適しています。

ただし、すべてのマットレスが圧縮できるわけではありません。例えば、スプリングマットレスや一部の高反発マットレスなどは、その構造上、圧縮すると形状や機能が損なわれるおそれがあります。マットレスを圧縮する前には、必ず製品の取扱い説明書を確認しましょう。

また、圧縮可能なマットレスであっても、長期間圧縮袋に入れたままだとマットレスの反発力が低下し、ヘタリやすくなるデメリットがあります。そのため、圧縮袋は短期間の保管や移動時など、一時的な使用に限定するのがおすすめです。

収納方法その2:バンドで結束する結束バンドは、薄型のマットレスや折りたたみマットレスをコンパクトにまとめて収納するのに役立ちます。

使い方は非常にシンプルで、マットレスを丸めるか、三つ折りにしたあと、広がらないように結束バンドで固定するだけです。コンパクトな状態で保管できるほか、移動や運搬もしやすくなるでしょう。

ただし、マットレスによっては、長時間にわたり強い圧力がかかることで、中材が劣化してクッション性が低下するおそれがあります。そのため、結束バンドで固定する場合は、マットレスの素材や特性を事前に確認することが重要です。

一般的に、ウレタンフォームやエアーマットレスなど、しなやかな素材のマットレスは、結束バンドによる影響を抑えられます。一方、コイルマットレスや高反発マットレスなどは、長期間丸めていると性能に影響を及ぼすことがあるため注意してください。

収納方法その3:立てかける普段使用しているマットレスを一時的に片付けたいときには、部屋の隅などに立てかけておく方法がおすすめです。特別な道具を必要とせず、短時間で収納できます。

マットレスを垂直に立てておくことで、床面積を最小限に抑えられるため、スペースが限られている場合にも便利な方法です。

また、立てかける方法は、湿気対策にも有効です。マットレスは使用すると体温や汗などを吸収するため、そのままにしておくと、カビやダニの発生につながります。マットレスを風通しの良い場所に立てかけておくことで、湿気を逃がすことができ、清潔な状態を保てるでしょう。一方で、長時間立てかけたままにしておくと、マットレスの形状が崩れやすくなる点には注意が必要です。また、マットレスが倒れたり滑ったりしないよう、安定した場所に設置し、必要であれば固定しましょう。

このように、一時的な収納や湿気対策としては非常に便利な方法ですが、長期間の収納にはあまり向いていません。使用状況に応じて、適切な収納方法を選ぶことが重要です。

収納に便利なマットレス

部屋のスペースに限りがある人や、来客用などにマットレスを保管しておきたい人は、収納しやすいマットレスを選ぶことも重要です。ここでは、収納に便利なマットレスの種類を2つご紹介します。

種類ごとの特性を理解し、自分のライフスタイルや使用環境に合ったマットレスを選ぶことで、快適な睡眠とスムーズな収納を両立できるでしょう。

その1:折りたたみマットレス折りたたみマットレスは、使わないときにコンパクトに折りたたむことで、収納スペースを大幅に削減できます。

軽量で持ち運びも容易なため、急な来客時やキャンプなどのアウトドアシーンでも活躍するでしょう。ただし、折りたたみマットレスの多くは、日常的な使用を想定して設計されていません。耐久性や寝心地は、通常のマットレスよりも劣る傾向があります。

たとえば、長時間の使用や繰り返しの折りたたみにより、中材が劣化しやすい、体の凹凸に合わせた体圧分散性が低いなどの特性があります。

収納に便利な反面、マットレスの品質によっては体に負担がかかるおそれがあるため注意しましょう。

その2:薄いタイプのマットレス収納のしやすさを重視するのであれば、マットレスの厚みを抑えた薄型のマットレスも選択肢の一つです。薄型マットレスの明確な定義はありませんが、一般的に10cm以下であればコンパクトに収納できるでしょう。

薄型のマットレスは、押入れやベッド下に平置きで収納できるなど、限られたスペースを最大限に活用できます。また、重量が軽いため、持ち運んだり天日干ししたりと、扱いやすいことも便利なポイントです。

一方で、薄型のマットレスは厚みが少ない分、寝心地は劣るといわれています。底つき感を覚えたり、体が沈みこんで腰を痛めたりするおそれもあります。そのため、体重が重い人や、体の負担を軽減したい人には向いていないでしょう。

しかし最近では、マットレス製造技術の進歩により、薄型でも高い体圧分散性や快適な寝心地を提供する製品も増えてきています。薄型マットレスを選ぶ際には、収納のしやすさだけではなく、寝心地や耐久性も確認することが大切です。

マットレスを収納できない場合は重ねる

マットレスのなかには、ボリュームがあって折りたためない種類もあります。コンパクトに収納することが難しい場合や、スペースがない場合には、既存のマットレスの上に重ねて使用することも一つの手段です。

ただし、マットレスを2つ重ねて使うと、ベッドフレームに余計な負担がかかり、耐久性が低下する場合があるため注意してください。また、マットレス自体の機能を十分に発揮できず、寝心地やサポート力が落ちるおそれもあります。

そのため、長期的な視点で見ると、収納がしやすく、かつ日常的に使用できるマットレスに買い替えることをおすすめします。スペースや用途、予算などに合わせて最適なマットレスを選び、快適な生活空間を維持しましょう。

収納しやすい折りたたみマットレスを選ぶポイント

ここまで解説したとおり、収納のしやすさを考えるのであれば、折りたたみマットレスがおすすめです。しかし、折りたたみマットレスは耐久性や寝心地が劣る傾向があるため、購入の際は慎重に選ばなければなりません。ここからは、収納がしやすく、快適な寝心地もキープできる折りたたみマットレスの選び方をご紹介します。

マットレスの素材や厚み、耐久性、寝心地、価格などのバランスをよく考えて、自分に合う一枚を選びましょう。

ポイントその1:素材

折り目部分がヘタリにくく、長持ちする素材で作られているマットレスがおすすめです。特に、高反発ウレタンやファイバー素材の折りたたみマットレスは、収納のしやすさと寝心地の良さを叶えられるでしょう。

高反発ウレタンとは、その名の通り反発力が強く、体圧をしっかりと分散させてくれる素材です。寝ている間に体がマットレスに沈み込みすぎず、適度な硬さで支えてくれます。また、ウレタンの特性上、折りたたんでも元の形状に戻りやすく、折り目がヘタリにくい点もメリットです。

ファイバー素材は、軽量でありながら弾力性があり、体を包み込むような柔らかさを感じさせてくれます。さらに、ファイバーは通気性が良く、湿気を逃がしやすい特性も持っているため、カビやダニの発生を防ぐ効果も期待できます。

ポイントその2:大きさ

大きさもマットレス選びにおいて重要なポイントです。使用する人の体型や年齢、そして収納時のスペースなどを考慮しながら選ぶ必要があります。

例えば、子どもや小柄な人が使用する場合、セミシングルまたはシングルサイズのマットレスが適しています。体型にフィットしやすく、収納スペースも少なくて済むため効率的です。

大人が1人で使用する場合は、シングルやセミダブルサイズがおすすめです。十分な寝心地を維持しつつ、収納時の手間がかかりません。

また、複数人で使用する場合には、シングルやセミダブルのマットレスを連結して使用する方法も検討しましょう。それぞれのマットレスを別々に収できるため、スペースの有効活用が可能となります。

ポイントその3:厚さ

一般的に、厚みがあるマットレスほど寝心地は良くなりますが、収納時のボリュームは増してしまいます。一方で、薄すぎると寝心地が損なわれ、睡眠の質が低下するおそれがあります。そのため、折りたたみマットレスを選ぶ際は、適度な厚みのものを選ぶことが大切です。

特におすすめなのは、8cmから10cmの厚みのマットレスです。適度なクッション性と寝心地を確保しつつ、折りたたみやすさも維持できます。また、適度な重さがあるため、折りたたみ時にマットレスが開きにくくなるメリットもあります。

ただし、この厚さはあくまで目安であり、使用する人の体型や好み、利用状況により最適な厚さは変わります。

収納しやすい折りたたみマットレスを選ぶポイント

さて、これまでにマットレスの収納方法や、収納しやすいマットレスの種類についてお話しました。次に、収納しやすい折りたたみマットレスを選ぶ際のポイントについて解説していきましょう。

折りたたみマットレスはその名の通り折りたたむことが可能で、スペースを取らずに収納できるという大きなメリットがあります。しかし、それだけではなく、購入の際にはさまざまなポイントを考慮する必要があります。

それらは、マットレスの素材、厚み、耐久性、寝心地、そして価格など、バランスよく考えて選ぶことが求められます。これらを一つひとつ見ていくことで、収納が簡単で、かつ快適な睡眠を提供してくれるマットレスを見つけ出すことが可能となります。

それでは、具体的な選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。

ポイントその1:素材

マットレスを選ぶ際の大切なポイントとして、その素材が挙げられます。折りたたみマットレスにおいては特に、折り目部分がヘタリにくく、長持ちする素材がおすすめとなります。その観点から、高反発のウレタンやファイバー素材が適しています。

まず高反発ウレタンとは、その名の通り反発力が強く、体圧をしっかりと分散させてくれる素材です。寝ている間に体がマットレスに沈み込みすぎることなく、適度な硬さで支えてくれます。また、ウレタンの特性上、折りたたんでも元の形状に戻りやすく、そのため折り目がヘタリにくいという特徴があります。

一方、ファイバー素材は軽量でありながらも弾力性があり、体を包み込むようなやわらかさを感じさせてくれます。さらに、ファイバーは通気性が良く、湿気を逃がしやすいという特性も持っています。これは折りたたみマットレスとしての収納時においても、カビやダニの発生を防ぐことにつながります。

これらの素材は、収納性能に優れつつも寝心地を損なわない点で、折りたたみマットレス選びにおける最適な選択となります。次に、その他の選び方のポイントについて見ていきましょう。

ポイントその2:大きさ

マットレス選びでは素材以外にも、その大きさが重要な要素となります。使用する人の体型や年齢、そして収納時のスペースなど、様々な状況を考慮しながら選ぶことが求められます。

例えば、子供や小柄な人が主に使用する場合、セミシングルまたはシングルサイズのマットレスが適しています。これらのサイズは体型にフィットしやすく、また収納スペースも少なくて済むため効率的です。

大人が使用する場合は、シングルやセミダブルサイズがおすすめです。これらの大きさであれば十分な寝心地が保たれ、同時に収納時にも手間取ることなく格納することが可能です。

また、家族を招待するといった場合には、シングルやセミダブルサイズのマットレスを連結して使用するという選択もあります。これにより、必要な時だけ大きな寝場所を確保することが可能になります。それぞれを別々に収納することで、スペースも有効活用できます。

これらの観点から、折りたたみマットレスを選ぶ際には、大きさも重要なポイントとなります。あなたのライフスタイルに合ったサイズを選んでみてください。

ポイントその3:厚さ

マットレスの厚さは、その寝心地や収納性を大きく左右します。一般的に、厚みがあるほど寝心地は良くなりますが、収納時のボリュームは増します。一方で、薄すぎると寝心地が損なわれ、睡眠の質が低下する恐れもあります。ですから、折りたたみマットレスを選ぶ際は、適度な厚みを持つものを選ぶことが大切です。

特におすすめなのは、厚みが8cmから10cmの間のマットレスです。この厚さであれば、適度なクッション性と寝心地を確保しつつ、折りたたみやすさも維持できます。また、この厚さならではの適度な重さが、折りたたみ時にマットレスが開かないようにしっかりと保持する役割も果たします。

ただし、これらの指標はあくまで一般的な目安であり、使用する人の体型や好み、利用状況により最適な厚さは変わります。あなた自身が最も快適に過ごせる厚さを見つけることが最も重要です。

マットレスの厚さによる違いを理解し、自分に合ったものを選ぶことで、快適な睡眠と効率的な収納の両立が可能となります。

収納したいマットレスは種類選びに注意しよう

マットレスの主な収納方法や、収納しやすいマットレスの種類、折りたたみマットレスの選び方について解説しました。

圧縮袋に入れる、バンドで固定する、立てかけるなど、マットレスの収納方法はさまざまです。マットレスの種類によって適した収納方法があるため、収納の際には必ず素材や特性を確認しましょう。無理に圧縮したり、長期間バンドで固定したりすると、マットレスが変形して性能が低下するおそれがあります。

質の良い睡眠と、収納のしやすさを実現するためには、適切なマットレス選びが重要です。この記事でご紹介したマットレス選びのポイントを参考に、自分のライフスタイルやニーズに応じた最適なマットレスを見つけてください。

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