マットレスクリーニングの料金はいくら?洗浄にかかる時間と内容を解説
マットレスは私たちの健康や生活の質に大きな影響を与えます。日々の使用により、マットレスにはダニや皮脂、汚れなどが蓄積するため、定期的にクリーニングを行って清潔に保つことが重要です。
そこで気になるのが、マットレスクリーニングの料金や内容。どのくらいの時間がかかるのかも把握しておきたいポイントです。
この記事では、マットレスクリーニングの具体的な内容やメリット、料金、作業時間などを詳しく解説します。また、業者選びのポイントも紹介しますので、マットレスのクリーニングを検討している方はぜひ参考にしてください。
- NELLマットレス 10%OFF SHING限定クーポン
マットレスをクリーニングするメリット
私たちが寝ている間、体からは多くの汗や皮脂が分泌されています。それらがマットレスに吸収され、長時間にわたって蓄積することで、ダニの増殖やカビの発生につながります。そのため、適切なクリーニングを行い、マットレスを清潔に保つことが大切です。マットレスクリーニングには、主に以下のようなメリットがあります。
1. アレルゲンの除去
クリーニングによってマットレスの表面を洗浄することで、ダニの死骸やホコリ、花粉といったアレルギー反応を引き起こす可能性がある物質を除去できます。また、カビやダニの発生・繁殖を防ぐ効果もあるため、安全で快適な睡眠環境を維持できます。
2. しつこい汚れやニオイの除去
長い期間かけてマットレスに染み付いた汚れやニオイは、自分ではなかなか落とすことができません。プロにクリーニングを依頼すれば、専用の機械を使ってマットレス全体を徹底的に洗浄してくれるため、仕上がりが違います。頑固なシミや嫌なニオイも除去できる可能性があるでしょう。定期的にクリーニングすれば、良い状態を維持でき、睡眠の質の向上にもつながります。
3. マットレスの寿命を延ばす
マットレスクリーニングは、マットレスの寿命を延ばすことにもつながります。汚れが蓄積するとマットレスの素材が傷みやすくなり、マットレスの寿命を縮めてしまいます。定期的にクリーニングを依頼すると費用はかかりますが、寿命が延びればマットレスを買い替える必要がなくなるため、長期的に見ると経済的なメリットは大きいといえるでしょう。
マットレスのクリーニングにかかる時間と料金
ここでは、マットレスクリーニングにかかる時間と料金の目安をご紹介します。
作業時間の目安
マットレスクリーニングは多くの時間がかかる作業ですが、その効果は絶大です。一般的なマットレスクリーニングの手順と作業時間の目安を見ていきましょう。
- 1到着・確認(約10分):クリーニングの専門家が現地に到着します。その後、マットレスの状態を簡単に確認し、クリーニングの流れと時間についての説明を行います。
- 2マットレスのチェック(約20分):特殊な機器を用いて、ダニや汚れなどの状況を確認します。これにより、クリーニングの強度を調整します。
クリーニング(約120分):マットレスの表面と裏面のクリーニングを行います。専用の機器を使用し、ダニや汚れを徹底的に除去します。通常、作業は1〜2人で行われ、マットレスは搬出せずにその場で行います。
- 1乾燥(約60分):クリーニング後は、マットレスを乾燥させます。マットレスが完全に乾くまで待たなければなりません。
- 2仕上げ・確認(約10分):最後に、再度マットレスの状態を確認します。必要に応じて、さらなるクリーニングを行う場合もあります。
上記の作業時間はあくまで目安であり、マットレスの大きさや汚れの状態、業者の技術力などにより変動します。
料金の目安
マットレスクリーニングの料金は、マットレスの種類や大きさ、汚れの程度によって変わります。以下に、一般的なマットレスクリーニングの料金目安をまとめました。
- シングルマットレス:約7,000円から10,000円
- ダブルマットレス:約10,000円から15,000円
- クイーンマットレス:約15,000円から20,000円
- キングマットレス:約20,000円から30,000円
これらはあくまで目安の価格であるため、具体的な料金はクリーニング業者に問い合わせてください。
また、クリーニング業者によっては、マットレスクリーニングに加えて以下のような追加オプションを提供しています。
- 防ダニ加工:クリーニング後のマットレスに、ダニが繁殖しづらい加工を施すサービスです。クリーニングと一緒に行うことで、より長くマットレスを清潔に保てます。
- 抗菌・防臭加工:マットレスに付着する菌の繁殖を抑制し、不快なニオイを防ぐためのサービスです。
- 深夜・早朝作業:深夜や早朝に作業を行うためのオプションです。自分のライフスタイルに合わせて作業時間を選択できます。
これらのオプションには追加料金が発生することがほとんどですが、マットレスの清潔さを維持するためにはおすすめのサービスです。自身のライフスタイルやマットレスの使用状況に応じて、適切なオプションを選択しましょう。
マットレスのクリーニング内容
マットレスクリーニングは、プロの業者に依頼するのが基本ですが、正しいステップや注意点を押さえれば自分で行うことも可能です。
ここでは、マットレスクリーニングの具体的な内容とその効果について解説します。
その1:ホコリの除去
まず最初に行うのが、マットレスの表面のゴミやホコリを掃除機でしっかりと吸い取る作業です。マットレスの表面や繊維の間には、気づかないうちに多量のホコリや微細なゴミが溜まっています。これらはマットレスの寿命を縮めるだけではなく、ダニの餌となりダニの繁殖を助ける原因にもなります。
掃除機を使用する際は、マットレス専用のノズルを使用するとより効果的です。マットレス専用のノズルは、繊維の間に詰まったホコリをより効率的に吸い取ってくれます。
また、マットレスの表面だけでなく、縁や縫い目などの細部まで念入りに掃除しましょう。
ホコリ除去は、マットレスクリーニングの基礎であり、次の工程へと進むための重要なステップです。適切な道具を用いて、丁寧にホコリを除去することで、クリーニングの効果が高まるでしょう。
その2:スチーム洗浄
ホコリの除去が終わったら次はスチーム洗浄です。スチームクリーナーで、マットレスに深く浸透した汚れや皮脂、ダニの死骸や糞などを除去しましょう。また、スチームの熱には、ダニのタンパク質を変性させて死滅させる作用もあります。
スチーム洗浄は、マットレスの汚れや微生物を除去するだけではなく、マットレス内部の湿度を一時的に上げることでダニが生存しにくい環境を作り出す役割も果たします。このため、定期的なスチーム洗浄は、マットレスの清潔さを保つ上で非常に重要です。
その3:汚れを吸引(リンサー)
スチーム洗浄でマットレス内部の汚れを浮かせたあとは、リンサーと呼ばれる専門の吸引器具を用いて、汚れを効果的に吸引する作業を行います。
リンサーには、マットレスの表面に強力な吸引力を発生させ、スチーム洗浄により浮き上がった汚れやダニ、アレルゲンなどを深部から吸い取る役割があります。また、スチームにより湿ったマットレスの内部を乾燥させる効果もあります。
リンサーによる吸引の工程を適切に行うことで、アレルギーを引き起こす原因となるダニやダニの糞、死骸を大幅に減少させることが可能です。マットレスを清潔で快適な寝具へと再生させるためにも、念入りに行ないましょう。
その4:乾燥
リンサーによる吸引作業が終わったら、最後にマットレスを乾燥させます。マットレスを洗浄したあと、湿気を含んだままのマットレスを放置することは絶対に避けなければなりません。湿ったままのマットレスはカビやダニの増殖を促進し、新たな汚れの原因となります。クリーニング作業が終わったら、すぐに乾燥させましょう。
マットレスの乾燥方法には、自然乾燥と人工乾燥があります。
自然乾燥はその名の通り、自然の風と太陽熱を利用してマットレスを乾かす方法です。室内の風通しの良い場所に立てかけておきましょう。その際、日光が直接当たらないように日陰で乾燥させてください。直射日光が当たると、マットレスの劣化につながってしまいます。自然乾燥は手間がかからず、簡単にできる点が魅力ですが、時間がかかるのがデメリットです。
一方、人工乾燥では乾燥機やドライヤーなどを使用してマットレスを乾燥させます。湿度が高い時期や急いで乾燥させたいときに便利な方法です。ただし、ドライヤーなどの熱を直接マットレスに当てすぎると、マットレスの材質によっては変形や劣化の原因となるため注意してください。
いずれの方法でも、乾燥させる際にはマットレスの全面が均一に乾くように行いましょう。特に、マットレスの側面や縫い目などは湿気が残りやすいため、しっかりと乾燥させることが大切です。
マットレスが完全に乾いたら、クリーニングは完了です。
マットレスクリーニングの業者を選ぶポイント
マットレスクリーニングの業者を選ぶ際は、以下のポイントを重視するとよいでしょう。
ポイント1:料金と作業内容の確認
マットレスクリーニングの業者を選ぶ際には、必ず料金と作業内容を確認しましょう。業者によって提供しているサービスや料金は異なるため、複数の業者を比較検討することをおすすめします。マットレスの状態や予算に合わせて、最適な業者を選ぶことが大切です。また、マットレスのクリーニングだけではなく、オプションサービス(抗菌・抗ダニ加工、防水加工など)の有無も確認しておくとよいでしょう。
さらに、クリーニング作業に必要な道具や機械は業者が持ち込むため、大抵の場合、作業車が必要となります。したがって、業者が作業車を駐車できるスペースがないと、駐車料金が追加されることがあります。トータルの料金を見積もる際には、駐車料金が含まれているかどうかも確認することが重要です。
料金や作業内容を明確に把握することで、後からトラブルになることを防ぎ、安心してマットレスクリーニングを依頼できます。業者を選ぶ際は、料金と作業内容の透明性を確認し、明瞭な説明をしてくれる業者を選ぶことがおすすめです。
ポイント2:損害賠償保険に加入している
マットレスクリーニングの作業は、家具や床など、家の中のものに影響を及ぼす可能性があります。例えば、機器を運ぶ際に家具を傷つけてしまったり、洗浄液が床にこぼれてしまったりするトラブルが考えられます。そうした状況を想定して、業者が損害賠償保険に加入しているかどうかを確認することが重要です。
損害賠償保険に加入している業者であれば、万が一の事故やトラブルが発生した場合の費用を負担してくれるため、安心して依頼できます。
マットレスクリーニング業者を選ぶ際は、料金や作業内容はもちろん、損害賠償保険の加入状況も確認しておきましょう。これらを総合的に考慮し、自分のニーズに合った業者を選ぶことが大切です。
マットレスのクリーニングで注意すべきポイント
マットレスのクリーニングは、日々の快適な睡眠と健康を維持するために欠かせない作業です。しかし、クリーニングを行う際には注意点がいくつかあります。適切な方法でクリーニングを行わなければ、逆にマットレスを痛めてしまうおそれがあります。
ここでは、マットレスのクリーニングで注意すべきポイントを3つご紹介します。
注意点その1:クリーニング不可の場合もある
すべてのマットレスがクリーニングできるわけではありません。マットレスの種類や材質、構造によっては、クリーニングをするとダメージを与えてしまうものも存在します。
例えば、ウォーターベッド、電気毛布や電気カーペットが敷かれたマットレス、加熱機能付きのマットレスなどは、水分や熱を使ったクリーニング作業により内部の機能を損なうおそれがあります。また、高級な素材を使用したマットレスは、専門的な知識と技術がなければ適切にクリーニングできません。
これらのマットレスのクリーニングが必要な場合は、製造元や専門のクリーニング業者に相談することをおすすめします。
注意点その2:寝心地が悪くなる
マットレスクリーニングの過程で、マットレスの寝心地が変化することがあります。一般的に、クリーニングが可能なコイルマットレスでも、内部にウレタンやラテックスなどの素材が使われているものは水分を吸収しやすく、クリーニング作業によって形状や質感が変わる可能性があります。
マットレス全体のフィット感や硬さ、反発力などが変化することで、寝心地が悪くなるおそれがあるでしょう。
もちろん、マットレスクリーニング業者はこのような状況を避けるために、水分を最小限に抑えたクリーニング方法を採用しています。また、クリーニング後に十分な乾燥時間を取ることで、ウレタンやラテックスの水分をしっかりと除去し、元の状態に近づける工夫をしています。
しかし、完全にクリーニング前の状態に戻すことは難しく、寝心地が少し変わる可能性があることを理解しておかなければなりません。
また、マットレスの素材や状態によっては、クリーニングによる影響が大きい場合もあります。特に、古いマットレスや高級な素材を使用したマットレスは、クリーニングによってダメージを受けるおそれがあるため、事前にクリーニング業者に相談することをおすすめします。
注意点その3:買い替えたほうがよい場合もある
マットレスのクリーニングは健康的な睡眠環境を保つために重要ですが、クリーニングにかかる費用とマットレスの寿命を比較することも大切です。寿命が近いマットレスや、すでにヘタリが見られるマットレスであれば、クリーニングを依頼するよりも新しいマットレスに買い替えたほうが経済的にもメリットが大きいかもしれません。
寿命が近いマットレスの場合、クリーニングに時間がかかるため、料金が割高になる可能性があります。また、せっかくクリーニングをしても、すぐに汚れや劣化が目立ってきてしまい、結局買い替えが必要になることも考えられるでしょう。
マットレスの状態や予算に合わせて、クリーニングと買い替えのどちらが最善かを検討することが重要です。判断が難しい場合は、専門の業者にマットレスの状態を診断してもらいましょう。
マットレスのクリーニングは自分でできることもある
マットレスのクリーニングは、快適な睡眠環境と健康の維持に欠かせない作業です。定期的にマットレスのクリーニングを行うことで、アレルギーを引き起こす原因となるホコリやダニを除去し、より良い睡眠環境を保てるでしょう。マットレスのクリーニングには、ホコリの除去、スチーム洗浄、汚れの吸引、そして乾燥というプロセスが一般的に含まれます。
しかし、全てのマットレスがクリーニングに適しているわけではなく、クリーニングによって寿命が縮んだり、寝心地が悪くなったりするものも存在します。業者に依頼をする際は、クリーニングに適したマットレスかどうかを事前に確認しておきましょう。また、マットレスの使用年月や現在の状態を考慮して、クリーニング費用をかけるのか、新しいマットレスを購入するのかを判断する必要もあります。
マットレスのクリーニングは専門の業者に任せるのが一番ですが、掃除機やスチームクリーナー、リンサーなどがあれば自分でも行えます。ただし、自分で行う場合には、マットレスを傷つけないよう、正しい手順と注意点を把握して慎重に進めることが重要です。
マットレスのクリーニングについての理解を深め、自身の健康と快適な睡眠を守りましょう。