ストレートネックには枕がおすすめ!高さやサイズの選び方を詳しく解説
昨今、長時間のスマートフォン操作やPCの作業により、ストレートネックになる方が増えています。しかし、ご自身がストレートネックだと自覚する人は少ないのが現実です。
ストレートネックになると首や肩に痛みが生じたり、吐き気や手先がしびれたりする場合もあります。そのため、ストレートネックを放置するのはおすすめできません。
そこで当記事では、ストレートネックをセルフチェックする方法やストレートネックに適した枕の選び方を徹底解説します。
肩や首の痛みが気になる方はストレートネックの可能性があるため、ぜひ参考にしてください。
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ストレートネックは首の骨のカーブがない状態
ストレートネックとは、その名の通り「首がまっすぐになっている状態」のことです。
通常は、頸椎(首の骨)が自然なカーブを描き、しっかり頭部を支える状態になっています。
しかし、ストレートネックの場合は首が直線的になっているため、横から見た際に頭の位置が身体の位置に対して前に出ているように見えます。
昨今ストレートネックの人が増えているのは、スマホの画面を覗き込むように見る人が増えたためだと言われています。また、PCを使った仕事も前かがみの姿勢になることが多く、ストレートネックの原因となります。
ストレートネックの症状が悪化すると「後弯」という状態になる可能性もあるためご注意ください。後弯とは、頸椎(首の部分)が大きく後ろに曲がっている状態のことです。
後弯の状態になると、背中や首の痛むだけでなく神経にまで影響を及ぼす可能性があるため、症状がひどい場合は一度診察の必要があるかもしれません。
ストレートネックの主な症状
本章では、ストレートネックが原因で起こる主な症状を3つ紹介します。
- 1首や肩などのこり
- 2痛みやしびれ
- 3その他の症状(頭痛・吐き気・めまいなど)
それでは、ストレートネックが原因で起こる主な症状を見ていきます。
その1:首や肩などのこり
ストレートネックの主な症状に、首や肩などのこりがあります。
本来、首は自然なカーブを保つことで頭を支えるだけでなく、頭にかかる重力を和らげる役割があります。
そのため、首のカーブが失われると頭を支える負荷が大きくなり、首や肩の痛みが生じる可能性が高くなるのです。
首や肩のこりはストレートネックだけが原因ではありませんが、スマホをよく見る方やパソコンでの作業が多い方は該当する可能性があります。
首や肩のこりを改善するには、ホットタオルで温めたり、入浴したりして、血流の促進をすることが重要です。
その2:痛みやしびれ
ストレートネックになると、首が圧迫されて血行不良になり、その結果痛みやしびれの原因となります。しびれは動脈の圧迫により、手先にも生じる場合もあります。
痛みやしびれを改善するには、ストレッチで凝り固まった筋肉をほぐし、血流の巡りを良くするのが効果的です。
起床時に激しい痛みを感じたり、痛みが2日以上続いたりする場合は、医療機関での診察をおすすめします。
ストレートネックによって椎間板ヘルニアになる恐れもあるため、痛みやしびれなどの症状がある方は早めに対策しましょう。
その3:その他の症状
ストレートネックは、首・肩のこり、痛み・しびれだけでなく、頭痛や吐き気、めまいなどの症状を引き起こす可能性もあります。
首には自律神経が集中しており、その機能が低下することで様々な症状を引き起こすためです。
ストレートネックを自力で治すことは非常に難しいと言われていますが、普段から良い姿勢を保つことや、自分に合った枕を選ぶことで、症状の緩和や予防ができるとも言われています。
また、頭痛や吐き気、めまいなどの症状はストレートネックが原因ではなく、別な病気が原因で発症している可能性もあります。症状がひどい場合は、すぐに医療機関の受診を検討しましょう。
ストレートネックをセルフチェックする方法
ストレートネックなのかをセルフチェックするには、以下の2つの方法があります。
- 1壁に頭が付くかどうかで判断する方法
- 2写真で首の位置を確認する方法
1つ目の「壁に頭が付くかどうかで判断する方法」を解説します。
まず、かかと・お尻・肩甲骨(けんこうこつ)・肩が壁に密着するように立ちます。
力を抜いた姿勢で後頭部が壁に触れていれば、首の位置は正常であり、ストレートネックの可能性は低いです。
首を動かさないと後頭部が壁に触れない場合はストレートネックの可能性があり、首の状態によってレベルが異なります。
首の状態によるストレートネックのレベル
- 軽度:意識すれば簡単に壁に頭が触れる
- 中度:壁にほとんど頭が触れないが、力を入れれば壁に触れる
- 重度:力を加えてもまったく壁に触れない
2つ目の「写真で首の位置を確認する方法」は、横から全身の写真を取り、顔の位置を確認します。身体に対して顔の位置が前にある場合は、ストレートネックの可能性があります。
セルフチェックをしたうえでご自身がストレートネックだと判明した場合は、医療機関の受診をおすすめします。ストレートネックは自力で直すのが難しいと言われているため、これ以上悪化させないための予防や治療をするのが重要です。
ストレートネックと枕の役割
ストレートネックを改善するには「枕なしで寝るのが有効」という意見もありますが、枕なしで寝るのはデメリットも多いと言われています。
本章では、ストレートネックと枕の関係性を解説します。
誤った寝相で睡眠をとるとストレートネックが悪化する可能性があるため、ぜひ確認してください。
疲労回復
人は、睡眠中に起きているときの疲労回復を行っています。ストレートネックが原因で生じた首や肩の痛みも修復していますが、枕を使わずに寝ると、回復どころか悪化してしまう可能性があります。
また、枕を使わないと正しい寝相を保てないため、起きている間の疲労回復ができず、疲れが取れない原因にもなります。
朝起きた時にだるさが残っている方は、そもそも枕を使うこと、そして自分に適した枕の利用をおすすめします。
姿勢の矯正
枕を使って寝ることで、適切な姿勢を保つことができます。正しい姿勢とは、立っている状態と同じような首・腰のカーブを保つことです。
自分に合った枕は首や肩をしっかり支えてくれるため、身体への負担が少なくなります。
一方、枕を使わずに寝ると首や肩への負担が大きくなり、ストレートネックの方にさらなる負担をかけてしまう場合があります。
タオルですぐ作れるストレートネック枕
ストレートネックの症状を改善するには、タオルを使った枕を利用するのが効果的だと言われています。ストレートネックネックを改善するタオル枕は、以下の手順で作成可能です。
ストレートネックネックを改善するタオル枕の作り方
- 1バスタオルを半分に折りたたむ
- 2布が繋がっているほうの折り目から、バスタオルをくるくる巻く
- 3適切な高さまで巻けたら、両端をヘアゴムなどで固定する
タオルで作ったストレートネックネック改善枕に10分ほど頭をつけると、ストレートネックの症状が改善されます。ただし、この枕は睡眠時に使うものではなく、一時的なケアとして利用するのに適しています。
根本的にストレートネックを改善するためには、ご自身に合った枕を使うことが重要です。
ストレートネックに適した枕の選び方
本章では、ストレートネックの方に適した枕の選び方を解説します。ストレートネックの方が失敗しない枕選びのポイントは以下の3つです。
ストレートネックに適した枕のポイント
- 1枕の高さ
- 2枕の形やサイズ
- 3枕の素材
ストレートネックの方が失敗しない枕選びのポイントを詳しく見ていきます。
選び方その1:高さ
ストレートネックに適した枕を選ぶ際は、高さを重視しましょう。
枕の適切な高さは、立っているときと同じ姿勢を保てる高さです。
仰向けに寝ている状態では、首から頭にかけての角度が10~15度、顔から顎の先は約5度下がっている状態が理想的だと言われています。
また、首の隙間の深さは1~6cmと言われていますが、個人の体型や首の状態によっても異なります。
枕が高すぎると首が下向きにさがった姿勢になるため、ストレートネックを悪化させてしまう可能性があります。そのため、ご自身に合わせた高さを選択しましょう。
選び方その2:形やサイズ
ストレートネックに適した枕を選ぶためには、形やサイズを重視することも大切です。
枕のサイズとしては、自分の頭が3つ分が入る程度の大きさを選ぶと、寝返りをうった際に適切な姿勢を保ちやすいと言われています。
また、最近はストレートネック専用の枕として、首が頭よりも高くなるように設計されている商品もあります。このような枕はストレートネックの改善には繋がるかもしれませんが、良質な睡眠には繋がらない可能性が高いです。
そのため、一般的に適切とされる寝相を保てる形状やサイズの枕を利用するのがおすすめです。
選び方その3:素材
ストレートネックに適した枕を選ぶ際は、素材にも注目しましょう。
一般的にストレートネックに有効とされている枕の素材は、硬めで弾力のあるものが多くなっています。
適度な硬さがある枕は頭をしっかり支えられるため、首への負担が少なくなる特徴があります。ストレートネックに有効とされている枕の素材は以下のとおりです。
ストレートネックに有効な枕の素材
- 高反発ウレタン:首の自然なカーブにフィットしやすい
- ファイバー素材:反発力や心地よい硬さがある
- メモリーフォーム:体温や圧力に反応して形状が変わり、首や頭にフィットしやすい
上記のように、ストレートネックに有効な枕の素材には様々な種類があります。どれもストレートネックの症状改善に有効的ですが、特徴が違うためご自身に合う素材をを選びましょう。
枕はストレートネックによる影響を軽減してくれる
ストレートネックは自分で改善するのが難しいとも言われていますが、症状を和らげる努力をすることも非常に重要です。
特に、ご自身に合った枕に変えることは、ストレートネックの症状を緩和する方法として非常に有効的です。
当記事ではストレートネックの方に適した枕の特徴を解説しましたが、ご自身に合う枕を見つけるのは非常に時間がかかります。また、新しい枕を購入しても、首にフィットしなければストレートネックの症状を悪化させる可能性があるでしょう。
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