枕の正しい干し方!天日干しと陰干しの方法と簡単アイデアを徹底解説
日々利用している枕は、寝汗や皮脂が毎日枕に蓄積されています。そのため、枕は定期的に干して乾燥させたり、汚れを落としたりする必要があります。
ただし、枕の素材によって干し方は異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
そこで当記事では、枕の種類と干し方や枕の正しい干し方、枕の干し方アイデアを解説します。枕を清潔に保ちたい方はぜひご覧ください。
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枕の種類と干し方
枕は定期的に干さなければ枕内に湿気が残り、ダニやカビが繁殖する原因となります。
湿気が蓄積すると枕が蒸れてしまい、嫌な臭いが発生する可能性もあります。そのため、定期的に枕を干して、枕を清潔に保つことを心がけましょう。
枕を干す方法には、日光に当てる「天日干し」と、日陰や室内で乾燥させる「陰干し」の2種類があります。どちらが有効的なのかは枕の素材によって変わるため、干し方を換えましょう。まずは素材ごとの干し方を記載した以下の表をご覧ください。
【素材別】枕の干し方
| 天日干し | 陰干し |
ポリエステルわた | 〇 |
|
パイプ(ポリエチレン) | ◯ |
|
コルマ素材 | 〇 |
|
そばがら | 〇 |
|
低反発ウレタン |
| 〇 |
羽根 |
| ○ |
スノー低反発 |
| 〇 |
ビーズ |
| 〇 |
枕の素材ごとの干し方について詳しく解説します。
天日干しをする種類
天日干しができる素材は以下のとおりです。
- ポリエステルわた
洗濯可能で手入れが簡単ですが、ダニが繁殖しやすい素材。天日干しをして、掃除機でこまめに手入れするのが重要。
- パイプ(ポリエチレン)
- ポリエチレン製のパイプはダニが増殖しにくく、丸洗いや天日干しが可能。
- コルマ素材(パイプ型、ビーズ型、ミニボール型)
丸洗い可能。ただし、一部の商品は陰干しを推奨しているため、洗濯表示を確認してから天日干しを行う必要がある。
- そばがら
吸湿性と通気性に優れ、日本で古くから使用されている枕素材。天日干しは可能であるものの、丸洗いが難しい場合が多いため、枕の中身を交換することも有効。
天日干しは晴れの日の湿度が40%以下の日に適しています。
天日干しをする時間は、夏は2時間、冬は3〜4時間が目安です。日光が届かず湿度が高い場合は、布団乾燥機などを検討してみてください。
陰干しをする種類
陰干しに適している枕の種類は以下のとおりです。
- 低反発ウレタン
紫外線にさらされると劣化し、耐久性が低下しやすい。湿気がたまりやすく中にカビが生える傾向があるため、頻繁な陰干しが必要。
- 羽根
羽根や羽毛は吸湿・放湿性に優れている。頻繁な干しは必要なく、月に2回ほどの陰干しで充分。羽根が傷まないよう、優しくほぐしながら全体に広げて干すのが重要。
- スノー低反発
低反発ウレタン素材を細かく粉雪状にしたもの。低反発ウレタン同様に熱がこもりやすく蒸れやすい性質がある。こまめな陰干しと、優しくほぐしながら全体に広げて干すのが重要。
- ビーズ
風通しの良い場所で陰干しを行うのが重要。ビーズ枕は中身を丸ごと替えられる枕もあるため、洗濯が難しい場合や汚れが気になる場合は交換したほうが良い。
陰干しは屋外以外にも、風通し良い場所なら行うことができます。低湿度の日は、浴室の窓を開けて空気を循環させたり、扇風機やサーキュレーターで風を当てたりするのも有効です。陰干しは日光による素材への影響を心配する必要がないため、毎日干すのが理想的です。難しい場合は、3日に1度の頻度で干すよう心がけましょう。
枕の正しい干し方
ここからは、枕の正しい干し方を解説します。天日干しと陰干しに分けて説明するため、利用中の枕の素材によって干し方を換えてください。
その1:天日干しのやり方
枕を天日干しする方法は以下のとおりです。
- 1洗濯可能な枕の場合、洗濯前に枕の重さを計測する
- 2枕を洗濯し、洗濯が終わったらベランダや日当たりの良い庭に枕を干す
- 3枕を2~4時間放置し、乾いたら室内に取り込む
- 4枕に掃除機をかける
- 5再び枕の重さを計測し、洗濯前よりも軽くなっていれば完了
- 6選択前より重くなっていた場合、再度乾燥させる
枕の天日干しは一般的に、洗濯した枕を日光に当てて乾かす流れです。天日干しにおすすめの時間帯は、日光が強い10時~14時と言われています。洗濯できない枕でも、2~4時間天日干しを行うと、殺菌効果が期待できます。
その2:陰干しのやり方
枕を陰干しする方法は以下のとおりです。
- 1洗濯可能な枕の場合、枕の重さを事前に計測する
- 2枕を洗濯し、洗濯が終わったらベランダや庭の日陰、または風通しが良い室内で枕を干す
- 33~6時間放置した後、枕が乾いたら乾燥を一時中断する
- 4枕に掃除機をかける
- 5枕の重さを計測し、洗濯前よりも軽くなれば乾燥終了
- 6枕が重くなっていた場合は、再度風通しの良い日陰で枕を干す
- 7枕の重さが洗濯前と同じか軽くなれば作業完了。
枕の陰干しは、屋外の日陰が適しています。
室内で陰干しを行う場合、夕方17時から朝9時の日が昇り切っていない時間帯がおすすめです。日中しか干せない場合やベランダ・庭に日陰がない場合は、バスタオルを使って陰を作り出すなどの工夫が必要です。
枕の干し方アイデア3選
ここまで、枕の干し方を解説しました。しかし、具体的な枕の干し方が分からない方もいらっしゃるかと思います。そこで本章では、自宅にあるもので簡単に枕を干す方法を3つ紹介します。
- 1針金ハンガーと結束バンドを利用して干す方法
- 2大きめのハンガーを2つ利用して干す方法
- 3ピンチハンガーを利用して干す方法
自宅にあるもので簡単に枕を干す方法を解説します。
干し方その1:針金ハンガーと結束バンド
枕の干し方で有効的なのは、針金ハンガーと結束バンドを使って干す方法です。流れは以下のとおりです。
- 1針金ハンガー2本と結束バンドを用意し、ハンガーの中央あたりを結束バンドで縛る。
- 2結束バンドで縛った場所を支点として、ハンガーを横に引っ張り伸ばす。この際、枕のサイズに合わせるのが重要。
- 3枕をハンガーの中央に載せて干す。
菱形になった部分がしっかりと枕を安定させてくれるため、安心して枕を干せるでしょう。
干し方その2:大きめのハンガー
ハンガーの形状を変えたくない方には、大きめのハンガーに挟む方法がおすすめです。大きめのハンガーを使って枕を干す方法は、 大きなハンガーを2本用意し、枕をハンガーの間に通すだけです。
ハンガーを2つ用意する手軽な方法ですが、小さく硬い枕は落ちてしまう可能性があります。大き目のハンガーに挟む方法に適しているのは、大きくふかふかの枕ですので、一度試してみてください。
干し方その3:ピンチハンガー
枕を干す3つめの方法は、ピンチハンガーで枕の端を複数箇所挟む方法です。
ピンチハンガーとは、フレームに洗濯ばさみが多数ついており、洗濯物を挟んで干すのに役立つアイテムです。ピンチハンガーで枕を複数個所挟むことで、安定感して枕を干せるだけでなく、風通しも良くなるためおすすめです。
枕を清潔に保つにはカバーもこまめに替える
枕を清潔に保つためには必ず枕カバーを使用しましょう。
枕カバーは3日に1度程度の頻度で洗濯するのをおすすめします。さらに枕が洗える場合は、半年に1度程度の頻度で洗うのが好ましいです。枕本体の洗濯方法や、洗濯機と手洗いのどちらが最適なのかは、枕に添付の表示タグでご確認ください。
また、枕以外にも、シーツや布団カバーにカビ・ダニが増殖する可能性があります。
そのため、夏季は2~3日に1度、冬季は週に1度の頻度で交換し、洗濯するのが理想的です。部屋の湿度が気になる場合は、防ダニ・防カビシートも併用しましょう。
枕の汚れやニオイが気になったら処分も検討しよう
毎日利用する枕を清潔に保つためには、定期的な洗濯や天日干し・陰干しが必要です。さらに、枕カバーやシーツの選択も欠かせません。枕を頻繁に干しても臭いが取れない場合や、洗っても汚れが落ちない場合は、枕の買い替えを検討しましょう。
洗濯で落ちない匂いや汚れは、クリーニングに出しても取れない場合が多いため、枕の寿命が過ぎているのかもしれません。枕を買い替える際は、ご自身に合った枕を購入してください。
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